【知事】「人生の記憶に残るデフリンピックを」東京選出選手が表敬訪問

とちょうダイアリー

「東京2025デフリンピック(きこえない・きこえにくい人の国際スポーツ大会)」の開幕を控えた11月6日(木曜日)、東京都聴覚障害者連盟会長の粟野達人さんと、日本選手団の東京選出選手45名が来庁し、小池知事を表敬訪問しました。

デフリンピックへの闘志を表すような、鮮やかな赤のユニフォームを身につけた選手たち。その中から4名の選手が代表として、決意表明をしました。

 

手話言語でデフリンピックへの思いを語る亀澤選手
手話言語でデフリンピックへの思いを語る亀澤選手

 

デフリンピックは今回で5回目の出場になる卓球の亀澤理穂選手は、
「100周年の記念となる大会がに東京で開催されることを本当にうれしく思います。本番で最高のパフォーマンスを発揮し、人生の記憶に残るようにがんばります。また、共生社会の実現につながるように責任を持ってがんばります」

今回ハンドボールに初出場、東京都主催のトライアウトを経て代表となった坂本州選手は、
「私は1年前のトライアウトで人生が大きく変わりました。ハンドボールは日本としても初出場になります。チーム競技はきこえない・きこえにくい選手同士のコミュニケーションをとることが難しいと言われていますが、チャレンジできるという姿を見てほしいです」

同じくトライアウトを経てレスリングの代表になった三浦桂吾選手は、
「私は社会人になってからレスリングを始めました。最近はきこえないこども4名がレスリングクラブに入ってきました。年齢や障害に関係なく挑戦できる姿を見せることで、誰でも夢を追うことのできる社会を実現していきたいです」

東京代表の中で最年少の17歳、陸上の町田瑠音選手は、
「デフリンピック初参加で、緊張もあるけれど喜びもあります。年齢関係なく、日本選手一丸となって、みなさんと一緒に戦っていきたいと思います。今回は個人のほかチーム参加もあるので、スムーズにバトンを渡せるようにがんばります」
と、それぞれ語りました。


知事は選手たちに向かって“ようこそ東京都へ”と手話言語で挨拶し、
「100周年の記念すべき大会が、ここ東京で開催されます。まさにみなさんのホームグラウンドになります。都民のみなさんや国民のみなさんも大きくエールを送ってくださいますので、ぜひいつもよりいい成績・成果を残せるようにがんばってください。そして大会を機に、障害のある人もない人も暮らしやすい社会をみなさんと作っていきたいと思います」
と述べ、最後に手話言語で“ありがとう”と締めくくりました。

 

「デフリンピック」を表す手話言語で記念撮影
「デフリンピック」を表す手話言語で記念撮影

 

東京2025デフリンピックは11月15日(土曜日)から26日(水曜日)までの12日間、約3000人の選手が熱戦を繰り広げます。観戦は無料、事前の申し込みは必要ありません(開閉会式、一部の競技を除く)。ぜひ会場に足を運んで、選手たちの活躍を生で感じてください。

当日の様子は東京動画でも紹介しています。

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